「赤い鳥100周年」記念事業

2018年は「赤い鳥創刊100年」の年!
本協会も「赤い鳥」記念事業実行委員会の一員として参加しています。

 
童話童謡雑誌「赤い鳥」は、大正7(1918)年に鈴木三重吉によって創刊されました。昭和11(1936)年に三重吉の死とともに終焉を迎えましたが、その間、「赤い鳥」には芥川龍之介、森林太郎(鴎外)、島崎藤村、有島武郎、小川未明、新美南吉、北原白秋、西条八十、成田為三、清水良雄など、第一線の作家、詩人、作曲家、画家たちが参加しました。
 
鈴木三重吉は「赤い鳥」創刊について、購読者募集のためにつくったチラシにこう記しています。
「‥‥世間の小さな人たちのために、芸術として真価ある純麗な童話と童謡を創作する、最初の運動を起こしたいと思いまして、月刊雑誌『赤い鳥』を主宰発行する。」
 
「赤い鳥」創刊100年。
私たちも書き手として先人たちに敬意を表し、子どものための文化・文学の意味を改めて考える年にしませんか。
 

(一部「赤い鳥100年」記念冊子より抜粋)
「赤い鳥」記念事業担当 山本省三 ささきあり すとうあさえ

 


2018.11.08

「赤い鳥感想文コンクール」の受賞者が決まりました!

 
 今に生きる子どもたちが、赤い鳥の物語をどう感じ、どう読むか。それを知りたいという思いと、創刊100年という節目に、このような童話・童謡雑誌があったということを広く知らせたいという思いで、本コンクールは企画されました。
 
 本協会では、小学生の部の審査を担当しました。
 応募は97編。4年生が一番多く66編。一番読まれた物語は「月夜とめがね」(小川未明)で、以下「まほう」(坪田譲治)「てんぐわらい」(豊島与志雄)「正坊とクロ」(新美南吉)「丘の家」(丹野てい子)と続きました。
 審査の結果、次の方々が受賞されました。尚、最優秀賞と優秀賞の感想文は、以下から読むことができます。
 
*感想文が十分に拡大できないときや、すべての感想文を表示したいときは、 こちらのページをご覧ください。
*対象作品のタイトルをクリックすると作品掲載ページが表示されます。
*「中学生以上・一般の部」の選考結果については、 日本児童文学者協会のホームページに発表されています。
 
 
【最優秀賞】
(賞状とオリジナル図書カード1万円、「学年別・赤い鳥」全6巻・1セット)
 
◎折橋優来「『てんぐわらい』の青い空を」(4年・長野)
 対象作品・豊島与志雄「 てんぐわらい 」
 

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【優秀賞】
(賞状とオリジナル図書カード5千円、「学年別・赤い鳥」全6巻・1セット)
 
◎浮森那瑚「心で伝え合う大切さ」(4年・兵庫)
 対象作品・小川未明「 月夜とめがね 」
 

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◎佐久川政海「「正坊とクロ」を読んで」(4年・東京)
 対象作品・新美南吉「 正坊とクロ 」
 

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◎武長恒樹「子どもでも、言いかえす」(1年・青森)
 対象作品・豊島与志雄「 てんぐわらい 」
 

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◎武山康彦「ゆめの中の世界」(5年・埼玉)
 対象作品・小川未明「 月夜とめがね 」
 

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◎冨川晴名「月明かりの魔法にかけられて…」(6年・山形)
 対象作品・小川未明「 月夜とめがね 」
 

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【佳作】
(賞状とオリジナル図書カード3千円、「学年別・赤い鳥」から受賞者の学年の1冊)
 
石井瑛美(2年・広島)「月夜とめがね」、 井田理恵(6年・和歌山)坪田譲治「まほう」、 岩﨑嵩士(1年・奈良)「まほう」、 大村孝太朗(4年・兵庫)「まほう」、 小野白月(5年・埼玉)丹野てい子「丘の家」、 茅のどか(2年・神奈川)「月夜とめがね」、 国分稟生(3年・東京)「月夜とめがね」、 小林堅(4年・兵庫)「てんぐわらい」、 笹谷南月(2年・東京)「月夜とめがね」、 瀬古紅葉(5年・三重)「月夜とめがね」、 高岡凜(4年・埼玉)「まほう」、 田中結子(4年・奈良)「てんぐわらい」、 田村仁宗(4年・兵庫)「正坊とクロ」、 文能若葉(4年・大阪)「まほう」、 山下凌弥(4年・兵庫)「てんぐわらい」
 
 
【選考を終えて】
 審査を通して、子どもたちは時代を超越して、物語の世界を自分の日常や家族、友だちなどに引き寄せて、自由に空想の翼を広げていると感じました。
 最優秀賞「『てんぐわらい』の青い空を」は、物語に自分自身が入り込んで臨場感ある感想をのびのびと書いています。家族のエピソードも面白く、折橋家の幸せな日常が伝わってきます。
 優秀賞の五作もどれも素晴らしい。ぜひ、読んでみてください。
 印象に残った感想を、一部抜粋したいと思います。
「今と昔のおはなしをくらべると、ずいぶんちがう。こんなオチで終わるとか、クラッカーの音がパンッとなるような華やかなラストを想像させるストーリーになれっこになっていました。でもこのお話は、ろうそくをフッとけすようにシンプルでしずかにおわることで読む人のこころをあたたかくしてくれます。」(冨川晴名さん6年「月夜とめがね」)
審査を終えて、とても清々しい気持ちになりました。
赤い鳥はいまも飛んでいる……。そう、しみじみ思いました。
(すとうあさえ)
 
受賞者に贈られる、オリジナル図書カード
 

受賞者の皆さん、おめでとうございます。
ご応募いただいた皆さん、ありがとうございます。
 


2018.10.02

「赤い鳥」創刊100年記念「朗読とシンポジウムの集い」、満員御礼。

 
2018923日(日)、連休の一日、神奈川近代文学館ホール(横浜市港の見える丘公園内)にて、赤い鳥創刊100周年記念事業のひとつ、「朗読とシンポジウムの集い」が行われました。
 
プログラムは山根基世さん(元NHKアナウンサー)による有島武郎作「一房の葡萄」の朗読から始まりました。山根さんの静かなそして感情豊かな読み語りは、「一房の葡萄」の物語の世界、赤い鳥の世界にわたしたちを誘ってくださいました。
後半はシンポジウム。テーマは「『赤い鳥』が目指したこと」。パネリストは佐藤宗子氏(千葉大学教授)、松本育子氏(愛知県刈谷市美術館副館長)、矢崎節夫氏(童謡詩人・作家)。コーディネーターは「赤い鳥」創刊100年記念事業実行委員会メンバーの宮川健郎氏(武蔵野大学教授)。それぞれ「『赤い鳥』はどういう雑誌であったか」「視覚表現からみた『赤い鳥』」「『赤い鳥』童謡を考える」という専門的な立場から20分ほどお話があり、その後宮川氏のリードで意見交換が行われました。
 
会場からも活発に質問があり、『赤い鳥』が目指したことに思いをめぐらした密度の濃い3時間でした。 

「赤い鳥」創刊 100年記念事業実行委員 すとうあさえ
 
 

左から 宮川健郎氏、矢崎節夫氏、佐藤宗子氏、松本育子氏。
 

2018.7.23

朗読とシンポジウムの集い「『赤い鳥』を語る」を開催します!

 
朗読とシンポジウムの集い「『赤い鳥』を語る」 
9月23日(日)午後2時から5時
神奈川近代文学館ホール
 
朗読:山根基世
シンポジウム「赤い鳥が目指したこと」
パネリスト:佐藤宗子、矢崎節夫、松本育子
コーディネーター:宮川健郎
 

 
事務局に連絡をいただければ参加申込ができます。
ぜひご参加ください。
おかげさまで満席になりましたので、締め切らせていただきます。
 
 

2018.5.1

「赤い鳥 感想文コンクール」を実施します!

 
 

クリックで拡大します
 
 
「赤い鳥」に掲載された作品を対象とし、「小学生の部」「中学生以上・一般の部」で感想文コンクールをおこないます。
初めて読む子どもたちもいれば、子どものころに読んで懐かしさを感じる大人もいることでしょう。
 
本協会が「小学生の部」の受付・審査を、 日本児童文学者協会が「中学生以上・一般の部」の受付・審査を担当します。
対象作品はそれぞれの協会のホームページで閲覧することができます。
 
【募集要項】
<小学生の部> 本協会が受付・審査をします。
*応募は個人で。学校・塾などの集団応募は受け付けません。
◎対象作品 *クリックで作品掲載画面へ。
小川未明「月夜とめがね」 『赤い鳥3年生』(小峰書店)より
丹野てい子「丘の家」   『赤い鳥3年生』(小峰書店)より
坪田譲治「まほう」    『赤い鳥2年生』(小峰書店)より
豊島与志雄「てんぐわらい」『赤い鳥3年生』(小峰書店)より
新実南吉「正坊とクロ」  『赤い鳥3年生』(小峰書店)より
◎字数など
400字詰め原稿用紙2枚から2枚半まで (感想文のタイトルと名前を含む。手書きで縦書き)。
それとは別に、1枚目に、住所・氏名・学年・電話番号、感想文を書いた 作品のタイトルを書いてください。これを上にして、右上の1か所を ホッチキスで留めてください。応募は、一人1点に限ります。
◎送り先
〒102-0072 東京都千代田区飯田橋2-16-3 金子ビル202
日本児童文芸家協会・赤い鳥感想文係
(Tel:03-3262-6026 Mail:info@jidoubungei.jp)

<中学生以上・一般の部> 日本児童文学者協会が受付・審査をします
*中学生以上で、実行委員会構成団体の会員以外の方が対象(本協会の会員も応募不可)
◎対象作品
芥川龍之介「魔術」     『赤い鳥代表作集1』(小峰書店)より
有島武郎「一ふさのぶどう」 『赤い鳥代表作集1』(小峰書店)より
木内高音「水菓子屋の要吉」 『赤い鳥代表作集4』(小峰書店)より
窪田万太郎 「「北風」のくれたテイブルかけ」 『赤い鳥代表作集3』(小峰書店)より
鈴木三重吉「少年駅夫」   『赤い鳥6年生』(小峰書店)より
北原白秋童謡作品      『赤い鳥代表作集』(小峰書店)より
◎字数など
400字詰め原稿用紙3枚から4枚まで(感想文のタイトルと名前を含む)。
パソコンの場合も、20字×20行の原稿用紙設定(いずれもA4用紙)で。
それとは別に、1枚目に、住所・氏名・年齢または学年(中高生) ・電話番号、感想文を書いた作品のタイトルを書いてください。
これを上にして、右上の1か所をホッチキスで留めてください。
応募は、一人1点に限ります。
◎送り先
〒162-0825 東京都新宿区神楽坂6-38 中島ビル502
日本児童文学者協会・赤い鳥感想文係
(Tel:03-3268-0691 Mail:zb@jibunkyo.or.jp)
 
【応募期間】
 9月1日から30日まで(消印有効)
 
【賞と結果発表】
全受賞者に賞状と図書カードをお贈りします。
※選考には、小学生の部は日本児童文芸家協会会員の、 中学生以上・一般の部は日本児童文学者協会会員の、 作家、詩人、評論家があたります。
<小学生の部>
◎最優秀賞(1点)…カード1万円
◎優秀賞(5点)…カード5000円
◎佳作(15点)…カード3000円
◎副賞として、最優秀・優秀賞の受賞者には 「学年別赤い鳥」(全6巻)を1セット贈呈。 佳作には「学年別赤い鳥」から、入賞者の学年の1冊をお贈りします。
<中学生以上・一般の部>
◎最優秀賞(1点)…カード3万円
◎優秀賞(3点)…カード1万円
◎佳作(10点)…カード5000円
◎最優秀・優秀賞の受賞者には、副賞として、 「赤い鳥代表作集」(全6巻)を1セット贈呈。
<結果発表>
11月中旬頃に、実行委員会各団体のホームページで。小学校の部については、同時期に 毎日小学生新聞でも発表の予定。
 
【主催】
『赤い鳥』創刊100年記念事業実行委員会
(赤い鳥の会・日本国際児童図書評議会・日本児童文学者協会 ・日本児童文芸家協会)
 
【協賛】
小峰書店・日本図書教材協会・毎日小学生新聞
 
*実行委員団体の会員は応募できないのでご注意ください。
 ぜひお知 り合いの方、お子さんにお知らせください。
 
日本児童文学者協会のホームページは こちらです。
小峰書店の「赤い鳥感想文コンクール」のページは こちらです。
 
 
 
 

2018.5.9

『赤い鳥』創刊100年記念事業
 講演会「赤い鳥を学ぶ」がおこなわれました!

 
 晴天の5月5日(土)。上野公園噴水前では「親子ブックフェスタ」が開かれ、まさに上野は「こどもの本」のお祭り真っ只中。そんななか、日本の児童文学の礎をつくったといわれる『赤い鳥』創刊100年記念事業のオープニング企画として、講演会「赤い鳥を学ぶ」が国際こども図書館で行われました。
 会場には120名ほどの方が集まり、13:30-16:00まで、じっくりと「赤い鳥」の世界にひたっていただくことができました。おだやかなやさしさに包まれたひとときでした。
 
 講演テーマは二つ。「『赤い鳥』と芥川龍之介」を関口安義(都留文科大学名誉教授)先生。「『赤い鳥』と新美南吉」を遠山光嗣(新美南吉記念館学芸員)先生が、それぞれ大変興味深いお話をしてくださいました。
 

芥川龍之介のお話をする関口安義先生
 

新見南吉のお話をする遠山光嗣先生
 

 芥川龍之介は『赤い鳥』創刊号に「蜘蛛の糸」を書きました。また新美南吉は『赤い鳥』にあこがれて童謡や童話を送り、「ごん狐」を掲載してもらうことができました。その中心にいたのが、『赤い鳥』を立ち上げた鈴木三重吉でした。
 講演会の最後に、鈴木三重吉のお孫さんの鈴木潤吉氏より、これから予定されている記念事業についてのお話がありました。

 

朗読する山本省三とすとうあさえ。映像制作は山本あづるさん

 
 講演に先立ち、「赤い鳥」に掲載された、北原白秋、新美南吉、巽聖歌、西条八十、与田準一、三木露風の詩を、映像を流しながら山本省三、すとうあさえが朗読。全体進行はささきありが担当しました。当日受付や案内、撮影などに協力してくださったみなさまに、心より感謝いたします。  

担当委員:山本省三 ささきあり すとうあさえ

 
 


2018.5.1

記念講演会「赤い鳥を学ぶ」は募集を終了しました!

 
こちらの講演会は募集を終了いたしました。
 
記念講演会「赤い鳥を学ぶ」 
5月5日(土・祝) 午後1時半から4時 
国立国会図書館国際こども図書館研究室(定員120名)
 
司会:ささきあり
詩の朗読:山本省三 すとうあさえ
講演:
「赤い鳥」と芥川龍之介 関口安義(都留文科大学名誉教授)
「赤い鳥」と新美南吉  遠山光嗣(新美南吉記念館学芸員)
 
 


2018.5.1

朗読とシンポジウムの集い「『赤い鳥』を語る」を開催します!

 
こちらの集いについては、改めて詳細をご紹介いたします。
 
朗読とシンポジウムの集い「『赤い鳥』を語る」 
9月23日(日)午後2時から5時
神奈川近代文学館ホール
 
朗読:山根基世
シンポジウム「赤い鳥が目指したこと」
パネリスト:佐藤宗子、矢崎節夫、松本育子
コーディネーター:宮川健郎