ひろすけ童話賞

当協会の初代理事長・浜田廣介の偉業を讃え、ひろすけ童話のヒューマンな愛と善意、詩魂を継承するために創立された、ひろすけ童話賞。1年間に出版された幼年童話から、新しい童話世界を創設する、すぐれた作品に贈られます。1990(平成2)年に創設。山形高畠町、高畠町教育委員会、浜田廣介記念館、日本児童文芸家協会主催。

2016.11.5

第27回 ひろすけ童話賞贈呈式が行われました!

 
11月4日(金)、浜田広介記念館にて、第27回ひろすけ童話賞の贈呈式が行われました。その模様をご紹介します。
 

受賞作『おならくらげ』ささきあり(フレーベル館)
 

高畠町長より賞状、浜田広介先生の詩「一筋の道」が刻まれたレリーフ、副賞が贈呈されました。


『おならくらげ』ダイジェスト版を朗読。会場中が聴き入ります。
 

地元の小学生が感想文を発表してくれました。嬉しいですね。


「出産・育児を通して人間の不思議な力を感じました」「人は、生きるために生まれてきたんだ」    受賞の言葉では、創作のきっかけなどが語られました。
 
 
贈呈式の前には、地元メディアを招いて記者会見が開かれました。
左から、浜田広介記念館館長・樋口隆氏、高畠町長・寒河江信氏、ささきありさん、矢部美智代理事長。

記者会見で語られた内容を、一部ご紹介します。
 
矢部美智代理事長(ひろすけ童話賞選考委員会委員長)
ひろすけ童話賞を選考する者は、浜田広介先生の作品の底に流れる大切なことをきちんと受け継いでいるか、ということを考えながら選考します。具体的には
・子どもたちの心を前向きにし、勇気づけるものであるか
・他者を思いやる心があるか
・やさしい言葉、楽しく聞くことのできるリズム感ある言葉で書かれているか
・子どもたちを強く惹きつける新しさをもった作品であるか
『おならくらげ』は、こうした代表的な条件を満たしています。
これからも、いろいろなジャンルの作品を書かれていくことを大いに期待しています。
 
ささきありさん
自分が書く作品は、賞とは無縁だと思っていました。けれどときどき他の方の受賞作品を読んだりすると、「こういう風に書いた方がいいのかな」と考えている自分もいました。
そんなとき、日本児童文芸家協会の先輩や仲間と「60周年記念誌」を編纂することになり、浜田広介先生のこの言葉に改めて触れたのです。
「児童文芸は、児童のために、良心を土台としてのみ作り出される」
自分に当てはめ、自分なりに解釈して、そして『おならくらげ』を書きました。
今日、こうして賞をいただき、それは正しかったんだと教えてもらった気がしています。
 
 


ささきありさん、おめでとうございます! 
*写真は、ひろすけ庭園の「赤おにの石像」。水をかけると赤くなるのだそう。この日ばかりは、うれし涙ですね。
 
 

第27回 2016(平成28)年 ひろすけ童話賞

 
 
 
  

ささきあり「おならくらげ」フレーベル館